170問題行動編
問題行動編

172問題行動のいろいろ

  
問題となるか否かは要は程度次第ですので、犬のありとあらゆる行動の全てが問題行動となり得ます。

行動の種類として分けて考えるのが一般的ですが、原因別に考えてみることも大切です。
 ○ 遺伝的問題行動 : 犬種特性や血統特性としての行動
 ○ 性格的問題行動 : 探究心や好奇心、依存心や警戒心などさまざまな性格的な面から発生、増幅されがちな行動
 ○
環境的問題行動 : 飼育環境における特有の刺激によって発生しやすくなる行動
 ○
習慣的問題行動 : 飼い主が無意識のうちに増長させてしまった行動
 ○ 体験的問題行動 : 恐怖体験など自身の体験によって発生する行動
ただしこれらは複合的に作用して問題行動として生じることがほとんどです。

その他に、時期別に発生期・修得期・完成期とする分類や、程度別に軽症・中等症・重症・重篤とする分類もできます。


問題行動の修正の難易度
同じ原因によるものであれば、症状の重いものよりも軽いものの方が治しやすいことは言うまでもありません。
しかしそれ以外の要素によっても、治しやすいものと治しにくいものとがあります。
・月齢や年齢が進むほどに治しにくくなります。
  ただし通常よりもかなり早い時期に発症する場合は、先天的気質に重篤な問題がある可能性があります。
・発生からの期間を経るほどに治しにくくなります。
  習慣化・既得権益化した場合は困難です。
・治療歴を重ねるほどに治しにくくなります。
  犬自身が治療法に対する耐性や対策を身に付けてしまうと困難です。
・本能的行動であるほど治しにくいものです。   
  犬種特性に基づく行動や血統的な特性により増大している行動を直すことは、プロであっても困難です。
・再現性の低いものほど治しにくいものです。
  治しにくいと同時に、治ったかどうかの見極めも難しいと言えます。
・大型犬ほど治しにくいものです。   
  行動学的に言えば小型犬も大形犬も同じですが、どうしても求められる水準が高くなる分だけに困難です。


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