535二次性の賞罰
二次性の賞罰  

ほめると叱る

536ほめると叱る
 ほめると叱る
   行動の結果「いいことが起きれば、その行動は増える。」「嫌なことが起きれば、その行動は減る。」
これが行動分析学の定理です。
褒めるというのは賞の一手法であり、叱るというのは罰の一手法です。
ほめることはアクセル、叱ることはブレーキの役割を果たします。



叱ることに否定的な意見の人は、「ほめる」の反対語は「叱る」ではなく「ほめない」ことだといいます。
そして、そのことがいかにも優しい指導方法であるかのように語られます。
しかしクラスの29人にご褒美をあげて、1人だけにあげなければ、1人だけ叱られたのも同然です。
私は叱っていませんと言わんがための、まさに教える側の自己正当化にすぎないように思えます。



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