・和気あいあいと楽しい時間を提供しましょう。
・できなかったときの言い訳を、常に用意しておいてあげましょう。
優しいトレーナに思われるだけでなく、飼い主も言い訳することによって自らが納得するのです。
愛犬にストレスをかけないように、ストレスの原因となるものは取り除いてあげましょう。
「犬の一生を考えて、長い目で見てあげましょう。」 「教室の修了は、しつけの修了ではありません。」
しつけ教室に通うのは、限られた期間であって、その間にいい子にさせる訳ではありません。
教室では、犬への教え方(ハウツー)を教えるのですから、教わった飼い主が、日々、愛犬に教えるのです。
犬のしつけは一生を通して行なうものです。
「飼い主さんが焦らないように」「犬に負担の無いように少しずつ」 「大人になれば落ち着きます」
「若い時だけのことですから」 「見守ってあげましょう。」「個性として認めてあげましょう。」
「一緒に楽しむぐらいの気持ちで」「それもすぐに、思い出になりますよ」
半年一年もすれば、そのうちに飼い主の側も、慣れるし、諦めるし、さもなければ他に移ります。
他に移ると、差が見えて困るのでは?と思うかもしれませんが、その時点ではもうすでに訓練の適期を逃していますから、
他所にいってもそれほどの成果は出ませんので大丈夫でしょう。
あたかも優しさであるかのように、「ゆっくり」「少しずつ」というアドバイスをすればよいのです。
飼い主にそう思い込ませれば、在学中にしつけ教室としての成果を出さなくても済みます。
Q.十分な知識がないので不安なのですが?
A.ほとんどの飼い主は、犬の飼い方すらよくわかっていませんから大丈夫です。
教本にあった話をきちんと覚えておけば、感心されることしきりです。
A.豊富な知識を延々と披露するよりも、話をたくさん聞いてあげることの方がよっぽど好かれます。
今の時代に求められているのは、自分を受容してくれ、認めてくれる相談相手なのですから。
A.そもそも飼主さんが求めているのは、あまり勉強や練習をしないで、
時間もかけずに、それこそ楽しくできる方法なのです。
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