しつけ教室編


 804教室に参加する前に
教室に参加する前に

「どうやって教えればいいのかわからない」という言葉を非常に多く耳にします。 ところが実際には、それ以前の話なのです。犬を飼い始めたばかりの人は、教え方がわからないどころか、 何を教えればよいのか、何を教えるべきなのかがわかっていない、もしくは思い違いをしているのです。 基本的なことと言っても、教えることが違えばその基本からして違うのです。 家庭犬のしつけと言っても、その定義や解釈の違いから、全く不適切な教えを受けてしまうことも多いのです。 環境や事情が異なればそれぞれに、教えたいことや教えるべき事柄は違うでしょう。 相手との関係は、距離と時間と想いの三つの要素によって、密度が違ってきます。 その昔、犬を庭につないで飼っていた頃には、犬と人間の生活とは、居住空間そのものが違いましたし、 それに伴い、接する時間も人間の都合に合わせた限定されたものでした。 人が犬に対して持つ想いも、以前はひとつの家畜でしたが、今では家族の一員です。 環境および飼い方を含めた犬との関係によって、 犬に求められるもの、すなわち教えるべきことがらと水準は大きく違ってきます。 吠えること一つをとってみても、全く吠えないことを求められこともあれば、その逆もあります。 最も大切なことは、この先、あなたとあなたの愛犬にとって必要なことは、何であるのかを知ることです。 これから犬をお飼いになるのであれば、自分の希望と目的をきちんと考えましょう。 既に飼っているのであれば、今現在、あなたが抱えている疑問や不安、問題点などについて、 きちんとそれらに応えてくれるしつけ教室でなければ意味を成しません。



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