訓練士の業界は、良くも悪くも、いまだに徒弟制度の残る職人の社会でもあります。 そのためもあってか、訓練士の多くには、社会人として欠けているところもあります。 たとえば、とかく訓練士は、「トレーナーなんて何の技術も経験もない口先だけの奴ばっかりで」と、
平気でトレーナーの悪口を言うのです。ところがトレーナーは、訓練士相手にそのような悪口をまず言いません。
この時点で一般の方は、トレーナーさんの方を人間的に評価することでしょう。
多くのトレーナーは、「訓練士さんは、皆さん素晴らしい高度な技術をもっています。 犬に教えるとなったら、私たちでは到底太刀打ちできません。でも私たちは、訓練士のような技術を持たない、 ふつうの愛犬家の方に、 お教えするプロです。私たちもそうだからこそ、技術の無い方でも扱える方法を、 そして困っている問題を 同じ愛犬家の目線からお教えすることができます。」 といった具合に言うのです。 なぜなら、対応マニュアルとして、きちんとこのように習っているからです。 教育の差が、如実に表れている一例です。
インストラクターに対する悪口が少ない理由 ・挫折する人がほとんどいない ・諸悪の根源が本部にあるので、入門したての人にはわからない ・対立する立場の訓練士は、犬の管理に追われる日々で、ネットに取り組む時間のある人が少ない ・インストラクターは、口先が技能なので、議論しても言い負かされてしまう
訓練所や訓練士に対する悪口が多い理由 ・一部に、悪質あるいはレベルの低い訓練所や訓練士が実際に存在している ・1990年代後半に、トレーナー養成事業者が商売戦略として組織的に行なっていた ・対立する立場のトレーナーには、ネットに取り組む時間のある人が多い ・訓練所に入所したものの挫折して辞めていった人が、トレーナーに転身する ・諸悪の根源が現場にあるので、入門したての人にもすぐに見える |