教室に求めるべきこと |
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犬 |
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最近各所で開かれているしつけ教室も、まさにピンからキリまでです。 そもそも、月に一~二度の教室で、しかも、月齢も、犬種の大小も、問題点の違いも拘わらずに集まった 合同教室では、どれほどの事を教えられるかは、はなはだ疑問です。 料金だけを比較して、安いなと思って参加した教室も、順番を待っている間に時間は流れ、 教わった時間はほんの10分だけ、しかもその中味は、一般の本以下だったという悲惨な話もあります。 訓練費が無駄になる程度のことなら、あなた自身がかわいそうなだけですが、訓練の適機を逃してしまったり、直るはずの問題行動が、逆に悪化してしまったりといったケースも多く見られ、こうした場合は犬にとっても 不幸なことなのです。 一般論であれば、本やDVD教本などで、いくらでも知識を得ることができます。 ところが本に書かれている方法というのは文章で説明することのできる方法に限られてしまっていることが最大の問題点なのです。 本来、しつけ教室に求められるものは、その家庭、家族、愛犬に適した方法を教わることです。 トレーナーは、その飼い主とその愛犬に合った方法を選択し、それを教えることが仕事ではないのでしょうか。 それゆえにプロは、様々な犬のあらゆるケースに対応できる能力を必要とされるのです。 しかし飼い主にとっては、様々な犬のあらゆるケースや、それぞれへの対応などは、必要ないのです。 法律相談を例にとれば一般の人がトラブルを抱えたときに六法全書を読破する必要はなく、 そのトラブルに関連する具体的な法律の条文と、その理解についてのみ教わればよいのです。 |
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