教室の選び方 |
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犬 |
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最近ではずいぶんと、犬のしつけや訓練における飼い主の役割が啓発されてきました。 すなわち、犬にだけ訓練をしても飼い主が学ばなければ意味をなさないことや、 問題行動の原因は飼い主の側にもあることなどが広く認識されるようになってきました。 しかし訓練士としての永年の経験からいえば、飼い主が訓練しなければ意味をなさないとか、 悪いのは全て飼い主であるかのような意見には賛同できません。 まず大切なのは、しつけ教室の選び方です。 状況に余裕があるのであれば、それぞれについて勉強し、検証してみることも可能かもしれません。 しかし、犬の成長は待ったなしですし、問題行動を抱えて困っている場合にはなおさらです。 診断の段階であるならば、セカンドオピニオンをとることも良いでしょう。 しかし、治療の段階に入ったならばむやみに方針を変換することは、マイナス面が大きくなりますので慎重を期すべきでしょう。 一般にもっとも多いのが、肝心な時期を逃してしまったり、あれこれ試しているつもりが、 中途半端に弊害ばかりを身に付けさせてしまい、一層に悪化させてしまったりというパターンです。 |
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