基本理念
犬との関係づくりとしつけに、
おやつを使いません。
基本は、賞と罰です。
ほめることは当然ですが、
罰を全否定してはなりません。
信頼関係こそ礎です。
主従関係を大切にします。
主の放棄は責任の放棄です。
しつけとは社会に適合させるための教育です。
しつけの内容はその犬が暮らしていく社会(家庭)によって様々です。
適切な方法も飼育の環境や目的、そしてしつけをする側される側の個々の要素により大きく違います。
それぞれに一長一短がありますので、よく考えてお選びになるべきだと思います。
犬が好きで一緒に暮らすことを始めたのですから、どなたもが犬の幸せを願っていることと思います。
思う存分に可愛がってあげたい、
犬の喜ぶことをさせてあげたい、
たくさん遊ばせてあげたい・・・と。
自由にのびのびと育ててあげることは犬にとって大変に喜ばしいことです。
また、犬の嫌がることをしないということは、動物福祉の観点においては
当然のことでしょう。
しかしその結果が、犬の持つ好ましくない面を引き出してのばしてしまい
問題行動を惹き起こし、それが飼育
放棄や殺処分に繋がるのであれば、
正しい選択であるとは言い得ません。
人が優しく寛大なのは、自身に危害や不利益が及ばないうちだけです。
犬は人を裏切りませんが、人は犬を
裏切ります。
・犬は野生ではありません。
人間社会で人と共に暮らす動物です。
・犬は犬、人間とは全く異なる動物です。