サービスドッグ・サポートは、介助犬・聴導犬の研究室です。

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日本において受け入れられるのか?


 我が国は「犬のしつけ」においては、欧米に比較し明らかに後進国です。

 人口密度も高い日本の社会で、外出先に同行させる必要性はあるのだろうか。

 * 一般の愛犬も公共交通機関の乗車が認められている国との違い。
    犬が電車バスに乗れる事が特別である以上、周囲の評価は厳しくなる。

 * 室内での土足生活が通常の国との違い。
    天候、路面状況等による、犬の泥・汚足について問題は生じないか。
    抜け毛により、問題は生じないか。
    雨の多い我が国において、犬を連れ歩く事の負担は大きいのではないか。

 * 潔癖症候群とも揶揄される程の、きれい好きな国民性がどう感じるのか。
    例えば、エレベ−タ−スイッチの操作で壁に足をかけたり、レジ台や、カウンターテーブルに足を
    乗せたり等の行為は、受け入れられにくいし、第三者にくわえて物を渡す行為は、物品に唾液が
    付着する問題がある。買い物などは、店員に依頼すれば良いのではないのか。自分にできない事を
    他人に頼んでしてもらうからと言って、それが自立していない事にはならないと思うのだが。

 * 公共施設や、街作りにおけるバリアフリ−が進んでいる国との違い。
    道路幅自体の狭さや、現実の駐車駐輪、立て看板など大きな問題である。
    アメリカの介助犬のように引き綱の長さ自由に歩くようでは、迷惑きわまりないものになってしまうし、
    犬と車椅子の間に障害物がはいりこみ危険を生む。

 * 介助犬に護身犬的要素が認められる国とは、犬の選定基準からして違う。

 * 権利を主張することを当然と考える国と、謙虚を美徳とする日本人の国民性の違いがもたらす影響は
    どんなであろうか。

 



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