こうした看板のある公園を多く見かけます。 欧米においては、電車やバス、ホテルに至るまで、多くの公共の場所に犬を連れて行けるのに、 日本では公園や空地からすら締め出されそうになっているのが現状です。 歴史的背景や住環境の違い等 多くの要因がありますが、本質的な問題は、飼い主のしつけに対する姿勢の違いにあります。 残念に思いながらも街を歩けば、「これでは締め出されても当然」と思わざるを得ない光景が溢れています。 　　犬に関する苦情の多くは、次の三点です。 　　　・排泄物の処理がきちんとなされない。 　　　・紐を放して散歩していて怖い。 　　　・吠え声がうるさい。　　　　　　　　　 いうまでもなく先の二点は犬ではなく飼い主の行為であり、三点目もその原因は飼い主の育て方にあります。 世の中には、犬を嫌いな方、怖い方、不潔と思う方等が大勢います。 自称愛犬家の「自分の犬、可愛さのあまり」の行動が多くの犬嫌いの人達を生みだし、 社会から様々な制約を受ける結果を招くのです。 『犬』･･･この素晴しい人類の伴侶を、 日本の社会で認知して貰うためには、 「飼い主だけに愛される犬 」ではなく、 「人間社会に、ひろく愛される犬」に 育てる事が必要であり、 それができてこそ真の愛犬家であると考えます。

犬がどれほど可愛くとも、人間社会で暮らす以上は、人間社会のルールに従わせなければなりません。 いや、可愛いからこそ、きちんと教えるべきなのでしょう。 さらに犬には、人間社会のルールに適合する素晴らしいまでの能力があるのですから。 犬をお飼いになる方は、犬を迎える以前に犬にとって必要な環境を整えてあげなければなりません。 しかし用意できるスペースには限りがあるでしょうし、毎日24時間を犬のために充てるわけになどいきません。 充分な広さを与えてあげられないのであれば、散歩にいっぱい行ってあげればよいし、 散歩にあまりいけないのであれば自宅でできる運動や遊びを工夫してあげるなど、それぞれに不足するものは、 別の何かで補ってあげればいいのです。なにも無理に、理想的な飼養環境を用意する必要はありません。 それよりも、あなた自身の環境と生活をきちんと踏まえて、それに合った育て方をしていくべきだと思います。 犬を育てていく上でもっとも大切なことは、「何を好きにさせるのか」ということです。 犬の望むことと人の望むこととが同じであれば、お互いにこれほど幸せなことはありません。 体育の授業が大好きな子もいれば大嫌いな子もいます。読書の時間が至福の子もいれば苦痛の子もいます。 年頃になってお母さんと喜んで買い物に行く子もいれば、親となんか一緒に歩きたくないという子もいます。 犬の場合には、持ってうまれた資質によるものもありますが、幼少期の育て方によるものも大きくあります。　 さあ、好きにしていいよと言って犬を自由にさせた時に、あなたには目もくれずに一人で遊びまわる犬であれば、 人間の横について歩くことを教えること自体が、その犬の自由を束縛する可哀想なことになってしまいます。 しかし、あなたのことが大好きな犬であれば、訓練らしい訓練などしなくても喜んであなたについて歩くのです。

あなたが、愛犬を家族の一員として育てるのであれば、あなたと愛犬をつなぐのは、リードではないはずです。 リードが手から外れたり、リードが切れてしまった時、そのまま犬がどこかへ行ってしまうのであれば、 あなたは、犬の自由を、たんに力で制御しているに過ぎません。 小型犬の場合は、飼い主はそれほど強い力で抑えているのではないために自覚が無いことが多いようです。 間違ってもノーリードの推奨をしているのではありませんが、ノーリードで出来ないようでは、 それは力づくで犬をおさえているか、紐で犬を操っているにすぎないのです。 散歩中は必ずリードを付けなければなりませんが、リードは、第三者に不安を与えないための物であり、 また万一の事故を防止するためにつけておくもので、普段は常に弛んだ状態であるべきです。 犬の首への負担を考慮して胴輪を使う、という最悪の選択をしている人も多いようですが、リードが常に 弛んだ状態であれば、どのような首輪をつけていようとも犬の身体には何ら負担を与えることはないのです。

	あまり多くの事を教える必要はありません。それよりも、どんな状況ででもできることが大切です。 「ダメ」や「ヤメ」といった、他者や愛犬を危険から守るための指示は、きちんと教えておくべきです。 飼い主との関係づくりと、幼少期からの育て方を重要視しています。 　・リードがなくてもできる（教える過程では使います） 　・オヤツがなくてもできる（教え始めから使いません） ハウスに入ることや、日常の手入れを嫌がらないように教えていきます。

犬嫌いの人をうみだすのは、犬を飼っている人たちです。 　あなたの愛犬を見て犬好きの人が増える、そのような育て方をしなければ真の愛犬家とは言えません。 　飼い主だけに愛される犬ではなく、広く社会に愛されるように育ててあげてこそ、愛犬家と言えるでしょう。
TBS「徳光和夫の逢いたいSP」
愛犬学校の開校当初に使っていた教本の冒頭にも記した私の思いですが、以前とても嬉しいことがありました。 ご覧になった方もいらっしゃるかと思いますが、愛犬家としても知られる俳優の坂上忍さんにお会いしました。 彼が大の犬好きになった理由は、幼い時に私との出会いがあったからと、それは私にとって何よりの言葉でした。
フジテレビ「ふしぎ犬トントン」
※ご視聴中の動画は、製作者様より当ホームページ上において動画として配信する許可を頂いております。
全てのページが製作途中です。 お見苦しい部分が多くありますが、順次、改訂してまいりますのでご了承ください。 　お問い合わせ 　　　　　　　　お急ぎの方は携帯アドレス　kizumi8604@ezweb.ne.jp　宛てにお寄せください。　 何かございましたら、上記ボタンよりメールにてお問い合わせ下さい。 ただしメールチェックは週２～３回ですので、ご連絡が遅れることがあります。 未だに一本指でキーボードを叩いているため、ご連絡を電話でさせていただく場合があります。 必ず、ご連絡先の電話番号をお知らせください。

サイト内検索

リンクのページ

神奈川県茅ケ崎市にある 介助犬・聴導犬の育成団体です。	神奈川県藤沢市にある動物病院です。 いつも大変にお世話になっています。	奈良県生駒市にある 介助犬・聴導犬の育成団体です。
神奈川県藤沢市にある スポーツ用品店です。 いつもお世話になっています。	霧島乗馬 サウスヒル牧場です。	宮崎県都城市 コカプー あれっ、なんのお店だっけ？
		ドッグカフェでした。